トルコ、シリアでの大地震で、助かった人たちへの支援が続いている。国連は、シリアへも支援を拡大するという。

 仮に、いまだにウクライナに向けてミサイルを撃ち、街を破壊し、市民を殺害し続けているロシアの首都で今回のような大地震が起きたら、世界各国や国連は、ロシアがウクライナに向けて発射し続けているミサイルをよけながらモスクワへ救助隊を派遣したり援助物資を運んだりするのだろうか。何が良いことで、何が正しいのか、わからなくなる。

 国益のためなら何でもやるし、戦争なら人を殺しても無罪(むしろ多く殺したほうが勝ち)というおかしな法も作る。人間のやることなんて、しょせん汚く愚かなものだ。他の動物や昆虫と同じように、本来人間も欲と自己中の塊で、それらを建前や学生時代に刷り込まれた偽善的な道徳心によって何とか時々抑え込んでいるにすぎない。(なんとしても自分は生き残るという生物の)本能を消すことはできない。政治(国際関係)が、論理や整合性、道徳をも超えるのは当然のことなのだろう。