戦争や社会保障、少子化対策、経済危機、地震や温暖化などの災害対策など重大な事案については、「中途半端」と「優柔不断」が、状況をさらに悪化させてしまうことが多い。ほどほどや手遅れで何かをやっても、被害と損失を大きくする結果となる。
ウクライナ戦争でもそうであろう。ロシアに対する中途半端な経済制裁では、ロシアにウクライナ攻撃をやめさせることもできなかったし、経済的に追い込むこともできなかった上に、逆にロシアから天然ガスを止められて西側諸国が苦しめられる結果となった。優柔不断でウクライナへの武器や戦車、ミサイルなどをウクライナが一気に勝てない程度に小出にしたりウクライナが壊滅的になってから渡しても、欧米側は莫大な武器代を失って負けるという結果になる。
中途半端と優柔不断(判断の遅れ)は、ことが大きければ大きいほどよく見られ、そして致命的な結果をもたらす。