日本テレビの情報番組「スッキリ」を見ていると、司会の加藤浩次氏はよく腕組をして自分の意見を述べている。

 予算委員会を見ていると、厚労大臣の加藤勝信氏はよく足をまっすぐに伸ばして前に投げ出し椅子から落ちそうなくらいに浅く座ってふんぞり返っている。

 官房副長官の木原誠二氏は、総理が話している横でポケットに手を入れたり足を組んで総理の話を聞いたりして、今問題になっている。

 いずれも自分が絶対に正しいと信じ込んでいる人たちである。「傲慢で他者を下に見ているから態度に表れてしまうのか、それともこのような態度をとっているから徐々に傲慢になってしまうのか、どちらが先なのだろう」などと、くだらないことを考えている自分にふと気づく。私はよっぽど暇なのか。

「心は見えない」と言われるが、心は必ず言動に表れて見えるのである。