コロナによる死者が急増しているということだ。昨日1日でコロナに感染して死亡した人は、全国で420人となり、過去最多を更新した(おとといは415人)。原因はもちろん行動制限の解除だろうが、ここまで日々多くの人がなくなっているにもかかわらず、政府は年末年始の行動制限を行わない。被害者側の国民も政府の方針を歓迎し、ニュースで帰省の様子を見ると、大勢の人々が楽しそうに全国を行き来している。1年前や2年前には考えられなかったことだ。例えば、あることが原因で毎日5,6人がなくなるとしたら、あることは政府や警察などによって停止させられるだろう。しかし、今回の話は10人や50人ではない。慣れとは恐ろしいものである。
毎日数百人がなくなる状況であれば、とりあえず行動制限を行ったほうが良いのではないだろうか。昨日までは、感染爆発を起こしている中国からも多くの観光客が日本に入ってきた。政府は、国民の健康や命をあまりにも軽く考えている。
政治家は、国民の記憶の悪さや慣れの速さを最大限に利用しながら好き勝手に政治を行っている。命を落とす側の国民も政治家と一緒にその状態を喜んでいる(満面の笑みで帰省したり旅行に行ったり、イベントに参加したりしている)。この構図は一体何なのだ。亡くなった人に原因を聞けたとしたら、「政治家」とは言わず、「国民」というのではないだろうか(直接的に感染させられたから)。愚かでずるがしこい政治家が何と言おうと何をしようと国民は無視をして、自分が生きている社会にとってより良い選択を貫けばいいだけの話であろう。