日本でも多くの子供が小学生の頃から遊びやスポ少、地域のサッカークラブでサッカーをやっている。Jリーグもできてから数十年がたつ。

 しかし、ワールドカップなど世界規模の大会で見ると、日本の目標が決勝リーグに進むことであったり、ワールドカップで1勝できるか2勝できるかで大騒ぎとなっている。日本は、決勝リーグに進んで優勝争いに絡むような国ではない。おそらく、これは100年たっても変わらないと思う。

 もし、この状態を変えるのであれば、サッカーをやる子供たちを増やすこと(サッカー人口の底上げ)に全力を注ぐのではなく(すそ野は十分に広がっている)、スポ少や地域のサッカークラブ、高校や大学のサッカー部の指導者のレベルアップを図るために、科学的、専門的で世界に通用するための技術や効果的な指導法の講習会や研修などを国や県として定期的にやる必要があると思う。地域の指導者が、地域や国内で勝てる程度の指導や独学での練習を自己満足でやっていても、日本チームが世界で渡り合える程度のレベルになることは永遠にない。サッカー人口を増やすだけではなく、サッカーをやる子供たちのレベルを全体的にもっと押し上げるために、その監督やコーチのレベルを全体的に上げていかなければいけない。

 それからもう1つ、日本代表のチームとしてのレベルを上げるためには、実績のある外国人の監督を招いて練習をしたり指導を受けたりしなければ、世界と同じれべるになるはずもない。世界での優勝経験が1度もなかったり、どこかの国の代表チームを監督として優勝させたりした経験のない人が、監督をやってはいけないだろう(世界レベルになりたいのであれば)。日本はワールドカップやオリンピックの代表監督をどうやって決めっているのかわからないが、見ているとどうも人間関係やしがらみ、序列など日本らしい方法で決めているような気がしてしまう。そして日本の選手たちが負けて帰ってきてもみんなで慰めあい、「みんな全力でよく頑張った」と日本サッカーのお偉いさんも含めてみんなで感動しあって終わるのが、美しい日本の姿のようになっているのではないだろうか。もちろん、負けて帰ってきた選手たちを責めようということではない。選手たちは自分たちなりに全力を出して試合に臨んだ。それをみんなでたたえたい。しかし、全力を出したのにすぐ負けるしかないのでは、あまりにもみじめでばからしい。それを永遠に繰り返すのは私はあまり望まない。何らかの改善をしていこうではないかと思うのである。