NHKの朝ドラ「舞いあがれ」が放送されている。

 前回の「ちむどんどん」は、全国的に意味の伝わらない沖縄固有の方言が何度も繰り返し出てきてうんざりしたので、今回の「舞いあがれ」には、意味の伝わらない方言を何度も何度も使わないことを願っていた。意味不明な強い方言にずっと頼らなければ雰囲気を出せないNHKの短絡的な発想、演出の手持ちの少なさが残念だった。

「舞いあがれ」は長崎の五島列島や大阪が舞台なので一抹の不安はあったが、初めの五島列島部分の2、3週をみたら、舞の祖母が、「ばえ~」や「およ~」など全国的に意味の伝わらない言葉を何十回も繰り返し使うドラマ仕立てとなっていた。聞くたびに「どういう意味だろう」と思い、ストレスになって見るのをやめた。全国放送なのだから、最低限意味だけは伝わる程度にしなければいけない。もちろん数回程度なら効果的に使ってもよいと思うが、2、3週間で百回近く意図的に「ばえ~」、「およ~」をしつこく使うのはどういうものだろうか。「ちむどんどん」の沖縄がそうであったように、この言葉やNHK云々を通り越して五島列島まで嫌いになりそうである(実際に五島列島に住んでいる人々は、ドラマほど「ばえ~」とか「およ~」という言葉を頻繁に使っていないのではないだろうか)。  

 嫌気がさしてしばらく見ていなかったが、今週から再び見始めたら舞は大人になり場面が大阪になっていた。出演者はみな大阪弁を話していたが、意味が伝わらないほどの強い大阪弁は使われておらず、意味が分かるドラマとして成立していた。意味不明な言葉がずっとある状態ではないのでストレスを感じることなく普通に見られた。これからも続けてみようと思う。

 NHKは少人数でいろいろなことを決定しているような感じがする。もっと多数の視聴者のことを考えたり、多くの人の意見を聞いたりしながら、多くの人に不快感を与えないドラマや情報番組を作った方が良いと思う。我々から集めたお金で制作しているのだから。