ネット上をみると、朝ドラ「ちむどんどん」の評判があまり良くないようである。不満がいろいろと書かれており、確かにいずれもその通りの指摘だとは思うが、それなりに面白いので必ず再放送を見てしまう。NHKがそれを狙っているとは思わないが、炎上商法となってみんなの興味を引いている結果ともなっている。炎上商法で思い出したが、フジテレビの「めざまし8」は、三浦瑠麗氏や橋下徹氏、古市憲寿氏のトップ3をそろえるなど、あそこまで行くとちょっとやり過ぎではないだろうか。

 さて、「ちむどんどん」の私の不満ベスト3の第一位は、「にいにい」が何を言っているのかよくわからないということである。にいにいが話していることの3分の1は聞き取れない。なんとか聞き取ろうと努力することにも疲れるし、努力したのにいつもすべてを聞き取れず、疲労感だけが残る。

 第二位は、ヒロインである「のぶこ」の方言(イントネーション)に慣れないということである。どこの地方のイントネーションでも、ずっと聞いていると次第に違和感が無くなるものだが、なぜかのぶこのイントネーションには慣れない。のぶこの母や兄弟の方言には違和感を感じないのであるが・・・。

 第三位は、同じ言葉がしつこいほど出てくるということである。例えば、「ちむどんどんする」や「にんじんしりしりー」など、不自然なほど同じ言葉がよく出てくるので、うんざりしてしまう。

 いよいよ、来週が最終週のようだ。不自然な方言にならないよう(音量や発生の仕方、イントネーション、使用量など)に配慮して、自然な雰囲気の疲れない番組で有終の美を飾ってもらいたい。