「ゴキブリは1匹いたら100匹いる」と言われるが、1匹で100匹いるのであれば100匹の内のそれぞれ1匹につき100匹いるのだから合計で10000匹いることになる。そのように計算していくと、結局1匹いれば無限にいるということになる。本当にそうなのだろうか。
「限界突破」という言葉を耳にするが、突破してさらに進めるのであれば、もともと限界ではなかったということである。「限界突破」という言葉自体が、矛盾した表現ではないだろうか。
働き方改革をしようと、校長や教頭が「今日は定時で帰ろう」とか、「今日は5時に戸締りをします」などと言って強制的に教員を帰らせようとするが、学校を追い出されてしまうと印刷機やコピー機、書物などの「物」がない不便な自宅で夜遅くまで仕事をやったり次の日の朝早く学校に来たり、あるいは土日に出勤して仕事をしなければいけなくなる。仕事の量を減らしてくれないのに、「定時で帰れ」といって教員をもっと苦しめることが働き方改革なのだろうか。仕事量がずっと少なくなれば、管理職が黙っていても教員は定時で帰るだろう。