無添加のたくあんとそばを買おうと、イオンをはじめ近所のスーパーを5,6軒見てまわってみた。 

 たくあんは、ほとんどが調味料(アミノ酸)、着色料、保存料、人工甘味料、香料などが入ったものだった。この何れもが入っていないたくあんは、1つもなかった。

 漬物というのは保存期間を延ばすための先人の知恵だと思っていたが、その漬物に保存料とは笑い話のようだ。着色料が入っているたくあんは、気持ちが悪いほどまっ黄色で蛍光色に近い。しかし、黄色に着色すればするほど「おいしそう」と思う人が多いから、着色料を入れて売っているのだろう。

 そばであるが、私は小麦粉ではなくそばを食べたいので、そば粉10割か二八そばをいつも買っている。選んでいたら、「○○産そば粉使用」と書かれたそばがあり、目に留まった。しかし、肝心の○○産そば粉が何割入っているのかは書かれていない。JAS規格では30%以上で「そば」と表示できるようなので、多く見積もっても50%以下であろう(50%を越えるとJAS上級品となるため)。半分以下の量の○○産そば粉に何の意味があるのか、私にはちょっとわからない。3~4割程度の量(あとは小麦粉)で、他地域のそば粉との味のちがいはわからないだろう。お米のように10割全てが○○産というのであれば、味や食感の違いも分かるだろうが、大半が小麦粉でそこに少し混ぜる程度のものであれば、あまり産地などは関係がない気がする。

 スーパーに行き、食品表示をよく見ていると、「?」がいっぱい浮かんでくるのである。