イギリス在住のロシア人作家アクーニン氏が、国外のロシア人が力を合わせて、ロシアに戦争をやめさせロシアを自由で民主的な国に変えていこうと呼びかけている。彼は、「多くのロシア人と同様に今の状況に責任を感じている。プーチンに独裁を許してしまったから」と話す。
在日ロシア人のごく一部の人々は、デモにおいて「悪いのはプーチンだ」「私は悪くない」「ロシア国民は悪くない」と主張したり、ごく一部のロシア人ユーチューバーが動画で同じような主張を繰り返したり自分の国であるロシアが毎日毎日大勢の他国の一般市民を殺しているのに日本旅行などの楽しい動画をアップしたりしている。このことに対して非常に違和感を感じていた私には、今回のイギリス在住のロシア人作家の思いや呼びかけは非常に納得できるものであり、共感できるものだった。
このロシア人作家は、今回の戦争がロシアという国を変えるきっかけになるかもしれないとも話す。世界中の国外ロシア人が一つにまとまって大きな波を起こし、それが国内のロシア人に広まれば、ロシアという国を恐怖政治の独裁国家から解き放すことも可能かもしれないし、それしかロシアを現実的に変える方法はないのかもしれない。戦争前に比べ、やりたい放題に一般市民を殺し街を破壊したロシア側に有利な合意に終わらせてしまえば(ウクライナの領土の一部を奪われたり、殺した人や破壊した街に対する損害賠償の支払いが免除されたとしたら)、今までのロシアの政治体制はこれからも続くことになる。そうなると、また周辺国との間で同じようなこともするだろうし、仲間の中国や北朝鮮も真似をする。危機は永遠に続く。
ロシアは、プーチンが失脚し政治体制も変われば、中国一国では世界に対抗できないので、いずれ中国の一党独裁体制も崩壊するだろう。そして世界から大きな不安定要因がなくなることになる。今回の戦争が世界にとって最初で最後の大きなチャンスであると思う。世界は、今回の戦争の終わり方を間違ってはいけない。世界中のロシア人が責任を持って今回の戦争を終わら、二度と繰り返さないようにロシアという国を変えてもらいたい。
毎日毎日ロシアという国によって(実際にもプーチン以外のロシア人によって)、ウクライナの子ども達を含めた一般市民が殺され、街も壊されている。そのような日に国外に住んでいるロシア人が旅行に行って楽しんだ動画をSNS上にアップするなどということは、私がその立場だったら申し訳なくて悲しくてできない。