第二次世界大戦時、アメリカは日本の一般市民が住んでいる各都市に爆弾を落とした。東京も焼け野原になった。軍事施設や公共施設ではなく、無差別に民家に向けて大量の爆弾を落とした。最後には、核兵器を2発落とした。原爆を落としたことや街を空爆したことについて、アメリカは謝罪することなく「早く戦争を終わらせるためだ」という理由付けをしている。

 私はアメリカを恨んでもいないし、将来がよければよいと思うが、二度とあってはならないことだと思っている。

 先の大戦からまだ100年もたたないうちに、もうアメリカと同じことをしている大国がある。そしてアメリカと同じように都合のよい理由をつけて自らの行為を正当化している。「歴史は繰り返される」という言葉があるが、これが嘘になることは絶対にないのだろう。

 人間は身体的に進化してきた。脳も機能的には進化してきたはずだ。その脳に何を入れるかが大事である。学習能力の優れたスーパーコンピューターができたとしても、それに悪いことや残虐的なことだけを大量に教えれば、優れている分悪事も加速度的に行う。

 このままでは、人類はいつかは核で滅ぶ。プーチンよりももっとプライドが高く、人権感覚のない自己中の国がいくつもあるからだ。事が起きてからでは遅い。国連などで世界共通の守るべき法律を決め、各国の学校で教える必要がある。国際法のような個別の具体的なものではなく、道徳的で憲法のようなものである。世界の国々が納得し共通認識のもとに成立させ、それに向かって人類が新たなスタートを切るのである。わかりやすく言うと、世界を、思いやりなどの道徳心を最優先にできる「大きな日本」にするのである。もちろん宗教など違いはあってもよい。だから、各国で納得のもと共通認識を持てる最低限の内容のものだけを法制化すればよい。もしそれに違反したら、国連軍として対応することにするのがよい。

 このままでは永遠に世界から争いはなくならず、「脅し(核など)」で残虐な無法者国家が多くの人々を殺し街を破壊する行為が定期的に続き、そして最後はどこかが核ミサイルを発射する。人類は、これから何をすればよいのか、世界中でよく考え改善しなければいけない。世界の終わりはまだなのであるから。