学校でのいじめが無くなることはない。身内である夫婦や親子、兄弟でさえ悪口を言ったり喧嘩をしたりするのである。さらに学級などの集団になると、遊び感覚(ふざけ心)や弱い物をいじめる楽しさ(からかう面白さ)、集団心理などが働いて、余計にいじめが発生しやすくなる。
100パーセントいじめを防ぐことを、学校や担任に期待するのは非現実的であり責任の押し付けである。もちろん、学校や担任はできる限りの努力はするだろうが、問題のある子ども達が1つの学級に集まってしまい、加速度的に学級崩壊しいじめが発生するということも多々ある。このようなことは中・高校だけではなく、質は異なっても小学校でも普通にある。
そこで、いくつかの選択肢を設定しておくことも、自殺などを防ぐうえで有効だろう。たとえば、いじめをうけてうちの子どもがもう耐えられないという場合、引っ越しをせずに越境編入学という形で簡単に他の学校に転校できるしくみがあれば、将来のある子どもを救える可能性が非常にたかくなるだろう。
もっと現実的に、本音で、すべての人にとって優しい社会を作っていきたいものである。