国のトップ一人がすべてを決めることができ、かつ核を持っていれば、その人物は世界にとって非常に危険である。そして、そのような人物は必ず自己中で覇権主義者で極端にプライドが高い。
そのような国は、ロシア以外にも数か国ある。それらの国々は、いつか今回のロシアと同じようなことをやってしまうだろう。今、事が起きないのは、そのチャンスをうかがっているだけである。
パラリンピックも間もなく終わるので、中国が仲介に前向きな姿勢を示しはじめた。しかし、その話にのると非常に危険である。中国は、いつか自分たちが実行に移した時に、主張と物資の両面でサポートをしてくれる国が必要だからだ。仲介のふりをして、世界に引かせ、ロシアが有利になるように持っていくだろう。日本と北朝鮮の仲介を韓国に頼むようなものだ。以前に日本がそれをしたら、北朝鮮が突然韓国と同じような歴史のことを言い始め、かえってマイナスになってしまった経緯がある。仲介者の見極めを失敗すると、事態を悪化させる。
今、西側は完全にやられている。西側をまとめるべく信頼でき能力も高い実力派のトップがいない。どの国も個別にプーチンと会談し、プーチンの手のひらで踊らされている。今のアメリカ大統領の質や能力が非常にまずい。プーチンに完全に馬鹿にされている。
覇権への執着とプライドの高さで言えば、ロシアよりも中国の方がはるかに上だと思う。プーチンは、まだ会談は行っている。中国だと会談すらしないだろう。周りばかりを見ておどおどしながら後からついていくことしかできない日本は、中国への備えは本当に大丈夫なのだろうか。尖閣を足掛かりとして勢いに乗って沖縄なども取られかねない。もちろん核のボタンを本気で押そうとするのでアメリカも対抗できない。そのうち、ロシアは先の大戦の時のように北方領土や北海道に侵攻してくるだろう。ことが始まれば、情勢が変わるのは一瞬だ。ウクライナのように・・・。今の日本の政治家たちで本当に大丈夫なのかと心配になってくる。