アナウンサーやお笑い芸人の陽性者が急増しテレビ局内は感染が拡大している。なぜだろう。テレビ局の入り口では体温検査をし、本番では隣の人との間にアクリル板も設置しているのに・・・。そうであれば、意識の問題ではないだろうか。番組が終了した後などはどういう行動をとっていたのだろうか。可能性としては、番組中は建前で「我々はこんなに感染対策をしているよ」アピールをしてるが、実は危機感を持っていなかったように思う。
ビートたけし氏が「たいしたことないって言えばいいんだよね。たんなる風邪だと思えばどうってことない」と語り、ダウンタウンの松本氏も濃厚接触者について(認定方法や待機期間などを)批判をしていた。
しかし、今朝の情報番組で医療現場の様子が放映されていた。とても悲惨なもので、オミクロンに感染したらまずいと思わせるようなものだった。あれが風邪と同じわけがない。お笑い芸人やテレビ局は、2年前に流行した「風邪と同じだから大丈夫」という嘘情報をいまだに電波で全国に流し、それを信じて芸人やアナウンサーのように軽率な行動をとってしまった国民の中には、感染して命を落としたり入院して咳をしながら苦しんだりしている人もたくさんいる。
芸人やマスコミ関係者自身が勝手に感染するのは国民に関係ないが、感染しながら「オミクロンはたいしたことない」、「感染しても無症状の人が多いから経済を回すことが大事、緊急事態宣言が悪」などと、全国放送において無責任で不適切な考えを口にすることはいけない。わかりやすく言うと、それが誰かを苦しめたり殺したりすることになるのだ。テレビをつけると、ここ数年で社会問題に対するお笑い芸人達の無責任な主張場面がとても多くなり、(情報の量や内容、客観性、適切性の点から)危機感を抱いている。