爆笑問題の太田氏が、大学に裏口入学したと記事に書いた週刊新潮が、裁判によって名誉棄損で440万円の支払いと記事の削除が命じられた。

 これだけだと、太田氏は裏口入学はしていないと一般の人は受け取るだろう。それは調査によって本当に明らかになったのだろうか。それとも、その部分はあいまいなままなのだろうか。マスコミはもう少し裁判の詳細を書かないと、一般の人々はよくわからないだろう。というより、国民が誤解したままで(太田氏は裏口入学はしておらず、週刊新潮の全くの嘘だったという理解で)終わってしまう可能性もある。

 裏口入学は法的にどうなのかわからないが、少なくとも道徳性や公平性から良いこととは言えない。それを活躍して大金を稼いでいる芸能人がやったという疑惑があるのであれば許される問題ではなく、疑惑を提示し、それによって警察なり裁判所が真偽を調査し、裁判で明らかにされて当然だろう。その過程が名誉棄損とは個人的には思えないのであるが・・・。裏口入学や父の行動が事実に反するのであれば堂々と裁判で明らかにし、汚名を払拭すればよい話であろう。

 裏口入学や父の関与などがあったかどうかは大学の当時の幹部などを徹底的に調べ、それが事実とわかったら学士の取り消しも視野に入ってくるだろう。このままでは、彼が正義の人で終わってしまうが、それはどうなのだろうか。彼は勝訴したことを受け、これからは裏口入学のことをネタにしていくと話しているようだ。私には、「笑い」によって事実を薄めていこうという意図が感じられるのだが違うだろうか。もし裏口入学が事実であれば、それによって不合格となり人生が狂ってしまった人がいるのかもしれないと考えると、とても残念に感じられる。すべての人にとって、有名で活躍している彼が裏口入学をして学士を取ったのかどうかをはっきりさせた方がよいと思う。