「経済はとめない、感染はとめる」「経済を回しながら感染拡大を防ぐ」
政治家や知事たちが大好きでよく使う言葉だ。しかし、今までこれを達成できたことはない。これまでの経験からいくら学び知見を得られたとしても、6回目の今回も無理だった。感染をとめるには、経済を(感染拡大しない程度まで)とめるしかない。この非現実的な言葉は、言うだけはタダだし自分への批判もかわせる(「私はすごいことをやるんだぞ」アピール)。私には、無責任で汚い言葉のように感じられる。
本末転倒になることなく、本当に安全で有効性の高いワクチンと治療薬ができるまでは感染拡大をさせない対策をとることが重要で、余裕の分で経済を考えた方がよい。今は、コロナで入院したり自宅待機をしたり重症患者になったり亡くなったりするケースがあまりにも多く長期間にわたっているために人々の感覚がマヒして当たり前のことのように軽く思えるようになっているかもしれないが、それは本来あってはならない姿であろう。
政治家や自治体の長は、これからも無責任に言い続けると思うので(本心が「経済優先」だから)、我々国民はもう一度原点に立ち返り、一人一人が冷静に総合的に考えなおした方がよいと思う。