ヨーロッパでは感染者が急増しているが、マスクをしていない人も多い。マスクをせずに大勢の人が普通に出歩いているから感染が拡大する。当たり前のことだ。感染が拡大していないならマスクをつけていないのもわかるが、そうではない。感染してもいいと思っている人が大勢いるということなのか。よくわからない。
国内に目を向けてみると、もっとわけのわからない状況にある。今日は、帰省客の新幹線乗車率は東日本も東海も100%を超える列車がでている。日本でも全国でオミクロン株が市中感染しているが、元々は海外から帰国した人が飛行機内で濃厚接触者となり帰宅した後に陽性がわかったが、今度はその人の濃厚接触者が帰宅途中や自宅周辺にたくさんおり、追えなくなって広がったという状況である。つまり、飛行機のような閉鎖された空間に、オミクロン感染者といると感染の確率が非常に高くなるということだ。感染力がデルタ株より30倍強いと話す専門家もいる。新幹線にも1つの列車に無症状のオミクロン感染者が1人位はいるだろう。あとはネズミ算式で、日本の全国のすみずみまで、帰省する人たちがウイルスを運ぶことになる。帰省する前にPCR検査をするから大丈夫とおかしなことをいう人もいるが、その後に乗る新幹線内で感染の確率が高いのに、なにが安心なのだろうか。論理が破綻している。
駅や高速のサービスエリアは帰省客でごった返している。どういう考えなのか私にはよくわからない。帰省客たちは、自分が感染して他の人にもうつしてよいと思っているのか、それとも感染はしないと思っているのか、実家にいる高齢者にウイルスを運ぼうとしているのか、それとも先のことは何も考えず自分がやりたいように行動するんだというのだろうか。まったく想像ができない。考えを聞いてみたい。