もうすぐ大晦日。テレビ好きの私にとってはもっとも嫌な日の1つだ。
長時間にわたる紅白歌合戦は、どうせ歌は男性も女性もグループが多く、そこにごくごく一部のおばちゃん達に人気のあるNHK専属の氷川氏、山内(惠介)氏、純烈の3グループを含めた構成だろう。このパターンはもう飽き飽きしている。演出(巨大人形や衣装、気持ち悪いお面など)も昭和の秘宝館を思わせるようなダサく異様なものばかりで、これが世界に流れているのかと思うと恥ずかしくなってしまう。
子どもの頃は、尾崎紀世彦やちあきなおみ、沢田研二、森進一などいい歌をじっくり聞かせてくれた。小泉今日子や中山美穂など昭和アイドルの歌もたのしかった。浜崎あゆみや中森明菜あたりまではよかったと思う。放送時間も3時間くらいだったので疲れることもなかった。
10年ほど前からは、他の番組を見ながら時々紅白を見る程度になってしまった。しかし、他のチャンネルも格闘技か、笑いを強要されるような今どきのバラエティ(さけぶか、バックに笑い声を入れて笑いをつられるようにするもの)ばかりで疲れてしまう。調査隊のような番組も興味のある所になるとCMを何度もいれるので、嫌な思いしか残らない。
平日のように、旅行番組や太川氏のバス対決旅のようなもの、ドキュメンタリーなどをゆっくり見たい。ニュースも天気予報もスポーツも各局同じ時間にやることが多く、選択肢があまりない。日本のテレビ番組は多様性がなくつまらない。あと2日で嫌な日がやってくる。