昨日、久しぶりに菅前総理をテレビで見た。ずっと見ていなかったので、この前の選挙に出馬しなかったか落選したかのどちらかだろうと思っていたが、胸には議員バッチがついていた。彼の選挙区には彼に国会議員を続けてもらいたいと思って票を入れた人が多かったのだろう。

 先日、子ども庁についてテレビで話がされていた。子ども庁というと菅氏の提案だ。デジタル庁もだろうか。彼のコロナ対応についていえば、多くの判断がチグハグで的外れで、国民は大きな犠牲を払わされた。そのような判断力の彼の提案であるデジタル庁と子ども庁は、本当に必要なのか、マイナス面は無いのかなど、客観的な議論や検証が必要だ。

 1つ心配な点をあげると、子ども庁は首相直属機関とされるらしい。これだけはやってはいけない。教育の素人である安倍元総理が思いつきや個人の願いで教員免許更新講習に手をつけ、ずっと現場の教員達が被害を被り続け、ようやく先日更新講習をやめることになったではないか。文科省への強い権限を首相個人に持たせてはいけない。同じことを繰り返してはいけない。首相の個人的な思いや願い、勘違いなどを許してしまうシステム作りはもう厳禁にしよう。そういう雰囲気を社会や政治家内に作っていかなければいけない。

 政府(総理や大臣)や国会議員達の多数決決議の上に「命令権のある完全に独立した第三者委員会」の判断を持ってこないと、自己中で私利私欲で動く傲慢な政治家たちに国民がやられてしまう。政治家に対抗して自分たちの社会や生活をより良くしていくためにはそれが重要だと思うが、みなさんはそう思わないだろうか。

 警察も裁判所も弁護士もマスコミも国民も政治家に対して何もできないのであれば、これぐらいしか思いつかない。