海外のメーカーが、コロナ治療薬を開発したという。なぜ日本の薬学者はワクチンも治療薬も作れないのだろうか。薬学分野において、こんなに海外との差があるとは思わなかった。

 地震学者はどうだろう。何か現実的に有益な結果を出しているのだろうか。起きてしまったことについて気象庁レベルのことを説明するだけであったり、過去の地震について歴史を紹介する程度である。地震学者の存在意義はそんなことではないだろう。

 情報番組のコメンテーターとして活躍する社会学者はどうだろう。社会学者が存在しなくなれば、誰かが困るのだろうか。彼らのコメントよりも近所のおばさんたちの方が、はるかに発言の論理に矛盾が無く、国民感情に近いし、「インフルよりコロナの方が安全」とか「アビガンは有効だからたくさん作れ」など思いつきや願望で堂々と嘘をつくこともしない。

 怪しい学者、能力の無い博士があまりにも多く、学問の質が低下している。それは文科省がとにかく博士を増やそうとしてきた結果だと思う。日本が電気自動車で遅れた原因は経産省にあると思うし、かつて世界の半導体をリードしていた日本が壊滅的になったのは政府の交渉力が原因だと私は思っている。昔にさかのぼればソニーだけがベータでずっこけたこともあった。

 官僚や政治家が国としての中・長期の方針や戦略をしっかりと立て、日本が世界で負けないようにしていかなければいけない。