各国において、オミクロン株感染者がかつてないほどのスピードで広がっているという。現在、日本でも17人の感染者が確認されている。

 初めから感染力が強いとわかっていたのに、政府は入国者を全員2週間隔離せずに岐阜や秋田、埼玉、東京などの自宅に帰らせ、感染者や濃厚接触者を全国に広げていた。なぜ政府は水際対策をしっかりやらなかったのだろうか。その意図を知りたい。

 政府がまず初めにやるべきことは重症患者用のベッドを増やすことではなく、日本からウイルスを減らすことと入国管理を完璧にやることだ。その準備ができた後に、万が一のことを考えた行動をとるのが順序である。

 これから空気が乾燥して感染力がさらに高まるのに、寒くなるので換気もしなくなる。そして現在、年末に忘年会をやるのはよくないからと今、盛んに忘年会が行われている。そういうことではないのだが、多くの国民もふざけた行動をとっている。年末年始は帰省客で新幹線や駅でも密が多数発生する。こうなる時期に、なぜ水際対策をきちんとしないでオミクロン株を日本に入れてしまったのだろうか。