ドラマ「日本沈没」では、多くの日本人が海外に脱出することができた。それが可能だったのは田所博士がいたからであろう。「今すぐ国民を脱出させろ」「新たな予測によると、もってせいぜい1週間だ」、「断層遮断だ。青森でプレートが切れたんだ」「日本沈没は止まるぞ…いや、止まった! 止まったんだ!」など、緊急大災害時には必要な人物だ。のろのろ反対している政府関係者の尻を叩き、研究者として力強く能力を発揮していた。本物の学者だと思った。
もし実際に今の日本で同じような現象が起きたとしたら、まず過去の地震の説明しかできず自分の予想に自信が持てない地震学者達が集まって「これから、どうなるんだろ~」と話し合っているうちにどんどん時間が過ぎ、一応まとまった結果を政府にあげると、またここから人命以外のこと(経済など)について政治家たちが長々と検討し、半分くらい日本が沈んだころにようやくあわてて「すぐ脱出してください」というだろう。そしてすべてが終わった時に総理大臣が「私たちは一生懸命取り組んだこともまた事実です」(だからわるくない)と言ってすべてを終わらせる。これまでもずっとそうだったから(原発やコロナなど)、次もそうなる様子が目に浮かぶ。人の性格や能力は簡単に変わるものではない。
実際に事が起きた時に重要事項を決定する際に、先のことについて自信のない地震学者達、命より経済を優先させる政府関係者達など、判断を遅らせる2か所を通過させなければいけない。時間があればいいのだが、時間との闘いの時には致命傷かゲームオーバーとなる。やはり、田所博士のような本物の研究者、自信をもって(高確率のことを)言える人が、緊急の大災害の時には必要だ。日本には、地震や火山、原発の権威者がいるだろうか(御用学者やマスコミ専属のニセ専門家達でなく本物の研究者ということ)。
もしあのドラマで、菅前総理や補佐役として河野氏、石原氏、小泉氏などが集まり、そこに安倍氏や麻生氏、二階氏なども横から参戦し話し合いが行われていたら、結果はどうなっていただろうか等と考えながら日本沈没を見ていた。私の想像では、移住させる交渉手段が能力的に思いつかず、一つ一つの誤った判断を下すことにとてつもなく時間がかかり、ほとんどの日本人が脱出できずに日本が沈没したと思うが、みなさんはどうお考えだろうか。そして、自衛隊のヘリコプターなどで安全に脱出した政府関係者たちは、どこかの国で、「私たちは全力で取り組みましたが・・・」(だから私たちに責任はない)と言っているのだろう。これが日本の政治家の本当の姿、日本らしい姿だ。
上に書いたことは、先のことだから事実とは言えないが、これまでの長年の事実や日常の政治家の言動から判断すると、こうなる可能性は高いと私は思っている。意味のない悪口ではなく、建設的な意見として書いた。次に起こるであろう大災害や悲劇を変えたいのであれば、過去に学び、想像力を働かせて改善し、システムや法律、人物を整えていかなければいけない。福一原発事故は、堤防を高くしていれば防げたであろう。予想される様々な大災害は、幅広い能力と専門性のある人、経済よりも国民の命を大事にする人が上に立っていれば防げるだろう。自然災害やウイルスなどの発現を防ぐことはできないが、被害を小さくすることはできる。それをしない人、できない人は、責任のある立場から去った方がよい。わかりやすく言うと、能力がなく自己中で傲慢な幼稚園児が国民の上に立つと迷惑だということである。
できるうちに、できることはやっておきたいものである。