国内でのオミクロン株感染は13例目まできた。いくら「水際対策をしっかりおこなう」と胸を張り力強く繰り返しても、やはりそんなことは不可能なんだなあと確信できた。

 それよりも、入国者は全員2週間隔離してから入国させているのだと思っていたが、秋田や岐阜などでも感染者が見つかった。なんと、政府は入国直後に自宅に帰していたようだ。岐阜の感染者は岐阜まで車で行ったというが、秋田の感染者はどうやって秋田県まで行ったのだろうか。岐阜まで車で行った感染者は当然途中のサービスエリアのトイレも利用したであろうし、秋田の感染者が新幹線で帰ったとしたら車内や駅などで接触した人をどうやって割り出すのだろうか。

 政府は水際対策をしっかりやると言ったが、しっかりやっていなかった。単なる嘘つきではないか。国民をバカにするなといいたい。私に言わせれば、「嘘つきは泥棒の始まり」と言われるように、誰かに迷惑をかける嘘をつける人は犯罪予備軍だと思っている。つまり犯罪ができる人である。感染が拡大する要因は決してウイルスではない。感染を拡大させない多くの方法があるがやらない誰かが要因となっているだけである。福一原発も数々の判断ミス(堤防を高くすることをやめたことも含め)による人災だと思うが、この2年余り続いているコロナによる日本での苦しみ(経済疲弊や失業者、重症患者や後遺症がある人、多数の死亡者など)もすべて人災だと私は思っている。

 オミクロン株の正体がある程度わかるまでは、最悪のことを考えて日本に入国するする人を2~3週間隔離した方がよい。それが災害を防ぐということだ。政府がこのことをどうしてもわからなければ、いつまでたってもどのような大災害も防ぐことはできない。