どうやら廃止の方向に進んでいる。誰が始めたことなのか調べてみたら、安倍晋三政権の置きみやげの一つとあった。「やっぱり」と思った。彼は外すことがない。
学校教育の実態にあまり詳しくない安倍氏の思いで、長年にわたりどれだけ多くの教員が自腹を切り教材研究や年休消化の時間を割いて、意味のない雑談のような講義を何日も聞きに行ったことだろうか。文科省の事務方はわからないかもしれないが、現場に近い国研の人達の多くは反対の思いだったと思う。まさにこれも忖度の実態であろう。
総理であろうと誰であろうと、たった一人の願いが全国を巻き込んだ大変な国策を決定できてしまうシステムに問題がある。事実上の独裁国家となっている。戦争の決定時でも今回の中流家庭への10万円プレゼントでも、忖度も利害関係も派閥も何もない人達が大勢集まって話し合い、最終的に多数決で決めることが本物の民主主義であろう。忖度や派閥のある中でいくら多数決をとって決めても形ばかりの嘘の民主主義に過ぎない。私の認識や考え方、論理は間違っているだろうか。