小室眞子氏がアメリカで生活を始めた。

 個人的には、逃げるようにしてアメリカに行ってしまった感じを受ける。「駆け落ち」を辞書で調べると、「男女が付き合うことを親に反対され、最後の手段として一緒に逃げること」とある。形式的には、眞子氏はご両親から許可を得たのであろうが、当然ご両親は反対であっただろう。眞子氏が強引に親から許しを得た形だ。家族や親せき同士が会えない関係も不自然である。眞子氏は狭間で苦しむことから逃げるためにも日本から離れることを望んだのかもしれない(眞子氏が夫に対してアメリカで生活の基盤を早く作ってほしいと頼んだとの発言より)。

 私は、自分たちの思いを通すためにすべてを力技で押し切っての行動に強い違和感を覚えた。日本人は思いやりや調和ということを大切にするが、自分たちの思いを絶対に通していくという姿勢を貫いたからであろう。家族同士が合えない結婚というものは悲しく先に不安も残る。

 眞子氏も一人の人間として自分の意思で自由に生きる権利があるという言い方もあるのかもしれない。もしその通りだとしたら、例えば皇位継承権のある方が次々に「や~めた」と言って、誰も天皇になる人がいなくなってもいいのだろうか。「一人の人間として自由に行動する権利がある」などといった単純な話では無い。物事は複雑に絡み合っていて、実は一つの視点からの判断で決められることなどないのである。国民の安定や統合のために、皇室はできるだけ「調和」というものを大切にする必要が、一般人以上に求められる。そのために、税金を払ってそのお仕事をしていただいているという言い方もできる。眞子様もそのお金で生活をし生きてきた。一般人のように自由に生きたいという自分の強い意志が本当にあったのであれば、結婚に関係なく、義務教育が終わった16歳時点で皇室から離れて税金を使わずに一般人として働き生活をしている中での今回のような結婚であったのであれば納得もいく。

 どのような形であれ、父親の言う通り「多くの国民の納得」が必要であったと思う。