全国知事会や政府は、GO TO再開を検討しているという。
外国からの入国が緩和される中、海外から入ってきたウイルスを一気に爆発的に広げる唯一の方策は、普通の観光旅行を認めるだけではなくGO TOキャンペーンなどでお金を補助してまで意図的に国民を大量かつ広範囲に移動させることだ。
宣言が解除され、ただでさえ国民は観光地へ押し寄せている。知事や政治家たちは、それだけでは足りないというのか。人流を極限まで増やしたいというのか。彼らは、国民の命を何だと思っているのだろう。そういう人々が自治体や国の代表とは本当に信じられないことである。彼らは「経済、経済!」というだろうが、ふたたび感染拡大したら、宣言が出てまた経済が停滞し、結局遠回りとなる。以前の経済のような100%を目指すのではなく(100を目指すとコロナが拡大する)、安全で効果的な治療薬やワクチンができるまでは経済70%くらいで今はじっと耐え続けることが、経済にとってベストであり、人命や国民の健康を守ることになる。
今の欧米の姿はこれからの日本の姿だと専門部会のメンバーの一人が話していた。これから冬に向けて空気が乾燥し感染力が強まる。寒いため室内の換気も悪くなる。ワクチンを2回接種した人たちの抗体も半分以下に減りはじめる。日本国内にはウイルスがなくなってきたので、入国規制を緩和して現在感染爆発をしている国々からウイルスを日本に入れる(PCR検査もワクチン接種も100%の信頼性は得られていない)。そして、そのウイルスを一気に全国に広げるためにGO TOを行う。これ以上、今から日本に感染爆発を起こさせる最良の方法はない。
まさに「無知は罪」である。なぜ、世界各地で感染爆発が起きている今、入国規制緩和なのだろうか。「経済最優先だ!」と叫んでいる政治家や一部の国民も、ワクチン接種で得た抗体が日々減少している。日本には来年の初めに次の波が来るだろうと専門家は話しているが、その頃には「人命より経済」と唱えていた人達が感染し重症化してもこの前の波の時のように入院できなくなっているかもしれないことを想像してもらいたい。自分の命をかけてまで「経済だ!、GO TOだ!、バンザーイ♪」と、的外れなことをさけんで悲しくならないのだろうか。経済優先で原発を作り、高い堤防はお金がかかるから作らず、その結果大惨事を引き起こした福一原発のあの地獄を国民は忘れたのだろうか。ぞっとするだろう。人間は、小さな危機に対しては素早く完璧に対応するが、とても大きな危機を目の前にすると、誤った方向に進む可能性が高い。不思議である。