イギリスで開かれているCOP26において、「脱炭素」の声明(石炭火力発電所の新規建設中止など)に約40か国が賛同したが、日米中は含まれなかったという。
日本は、温暖化対策について演説では立派なことを言っておきながら、やることは後ろ向きだ。一方、中国は堂々と「できない」「やらない(やれない)」と本当のことを言う。嘘つきは泥棒の始まりである。どちらが本当の悪者かは明らかだ。
日本の首相は、温暖化対策で「金を出す」、「世界をリードしていく」と繰り返すが、世界中をだましながら地球温暖化で直接的な行動で世界をリードしているのが日本である。ひどい・・・。世界の国々の中でも日本やアメリカはまともに見えていたが、実はそうではないのかもしれない。嘘をつかず堂々と立場を主張している中国やロシアの方が、まだまともである。
日本は、温暖化がさらに進むと地球がどうなるか、まだ本当にはわかっていない。わかっていたら恐ろしくて声明に反対などできないだろう。第二次世界大戦や福一原発の堤防案(津波対策)却下を思い出した。日本は将来を予測する能力がなく(自己中を通すために予測に目をつむっている?)、的外れな行動にでて取り返しのつかない大きな事態を引き起こしてきた。学習することは不可能なのだろうか。日本を変えるには、外圧しかない。脱炭素の声明に賛成した世界中の国々は、ぜひ日本の今回の行動を徹底的に批判し続けてもらいたい。「化石賞」位では、日本は慣れっこになっていて効き目がない。