野党には多くの党がある。その一党だけで総理や大臣を出すほどの人材はいない。だから国民は自民党に入れてしまう。野党は人材を確保するためにも、一つにまとまらないといけない。しかし、政策が違うから他党とは一緒になれないと自ら発言し、国民の信頼を得ることができない。ここが自民党と違うところである。様々な意見や考え方の対立が自民党内にもあるが、それでも自民党は政権を取るために協力しその違いにお互い触れないようにしながらまとまって多数を形成している。一方野党は、政策に違いがあるから一緒になれないといって、政権を取ることを放棄している。政権を取らなければ、すべての主張は意味のない絵に描いた餅でしかならない。野党はいつまでたっても政権につくことを自ら拒んでいる。自民党も、それを応援している。
野党がまずやることは、「政策が第一」という考えを捨てることである。政治は「数が第一」なのである。だって民主主義なのだから・・・。各党の政策の違いなど、そんなことはどうでもよい。自民党だって、様々な政策の違いの人がいるだろう。その次にやることは、自公のように野党が一つになって選挙に臨み、政権を取ることである。そのさい、国民に分かるように野党が勝ったら誰が中心(総理候補)となり誰が各大臣になるかが見えるようにしておいた方がよい。それをみて、国民はある程度安心して投票することができる。
野党が国民から投票してもらえないのは、投票しないように自ら外堀を埋めているからである。野党は、もしかしたら本当は自信がなく、政権を取りたくないのかもしれない。