全米オープンテニスで、大坂なおみ選手がラケットを何度もコートにたたきつけた り、ボールを観客席に打ち込んだりした末、ランキング70位以下の選手に負けた。
これが、日本が満を持して選んだ東京オリンピック最終聖火ランナーである。以前にも書いたが、数十年に1度の自国開催オリンピックにおいて日本を代表する人として彼女を選んだのは、あまりにも短絡的で軽率だったと思う。スポーツマンシップを持っていたり、ある程度国民に尊敬されていたりするなど最低限の条件はクリアした恥ずかしくないような人を選ぶべきだった。聖火点灯は、これまで走ってきた大勢の聖火ランナーの思いを引き受けたり全スポーツ選手へ向けて精神を発信したりする意味合いがある。そのようなことを彼女は少しでもわかってやっていたのだろうか。
かくして、東京オリンピックの心に残る思い出が、大坂氏による聖火点火とバラエティレベルのピクトグラムの2つという悲惨な結果になった(橋本会長の心に響かない長話や悲しい打ち上げ花火、他国のシステムを借りてやっただけのドローン地球儀などもあったが)。出演者の人選決定権を持った人は誰で、その決定権を持った人を任命したのは誰なのか、システムに問題があった。本人たちに恥ずかしさや後ろめたさがなければ、政治家の誰なのか、電通の誰なのか、そしてその人や会社はいくら国民の税金をもらったのかなど、みんなでその人々をたたえるためにも(映画のエンドロールのような意味合いで)名前を公表してもらいたい。