自宅で重症化する人が増えている。現在は重症化するとようやく入院できるという状況のようだが、すでに病床は満杯で今後は重症化しても入院できず、自宅で亡くなる人が増える感じだ。
このような状況下において、菅氏は「ワクチンが決め手だ」「高齢者の感染が以前より減ったことも事実だ」といい、河野氏は「接種回数はのべ1億回を超えている」という。だから、現状はたいしたことはなく、安全安心を保っているとでも言いたいのか。現状は、医療が崩壊し、中等症でも入院できず、自宅療養者が1万人以上いて、重症になるのを待って入院しているのである。そして、このような状況を作りだしたのが、菅氏や河野氏など政府の面々だ。
首都圏の人々は満員電車に乗って仕事に行き、若者や主婦は街に買い物に行く。なぜだろうか。国民が馬鹿だからではない。国民が頑張って自粛をし、自分たちの力で新規感染者数を減らしても、そうなった状況を見るやいなや菅氏がすぐに宣言を解除したりGO TOをやるなど、感染拡大措置を行なって国民の努力を無駄にすることを国民は経験して学んだから、もう無駄なことはしないと思っているのではないだろうか。自宅待機をして新規感染者数が0近くになるまで政府が邪魔をしないのであれば、誰も外に行かない。
さらにいえば、ロックダウンをもっとも望んでいるのは国民であろう。なぜなら、今自分が感染したら、命の保証はないからだ。「小中学生の教育が・・・」、「経済が・・・」といってロックダウンを拒否し、最も大事な命を見捨てていく。本末転倒ではないだろうか。我々国民の敵は、新型コロナウイルスではなく、菅氏だと私は思う。避けられる状況を菅氏の判断によって避けていない。だからこれは災害ではなく人災である。この主張は間違っているだろうか。
経済云々というなら、このままダラダラやっていても何年も経済は回復しない(特に飲食店やエンタメ芸能関係)。1カ月だけロックダウンすればその後は真の回復に向かえる。どちらが経済にとってプラスだろうか。それに、厳しい制限を拒否する人達は、「コロナで死ななくても経済で死ぬ」というが、経済では死なない。職を失った人はいても、それで死んだ人はいないはずだ。転職したり貯金で食いつないだり補償金を受け取ったりして、生活できているはずだ。コロナ前から無職で、フリーターやパートなどで生きている人などごまんといる。まだ余裕がある人ほど、金持ちの人ほど、少しでも収入が減ると「生きていけない」「死ぬしかない」などというものである。
驚くほどの死亡者が日々出る前に現政府のメンバーを早く総入れ替えし、ごく少数による嘘など無視してさっさとロックダウンし、国は国民の命を守ってもらいたい。このままでは感染して苦しくなっても病院にも行けない。あすは我が身で恐怖を感じる。