天皇陛下は東京オリパラの名誉総裁になっている。今回のオリパラが契機となって世界中が今後大変な事態になった時の名誉総裁の責任はどうなるのだろうか。
名誉総裁になったいきさつを調べてみたら、安倍政権時に政府が要請することを決め、当時官房長官だった菅氏が宮内庁を通じて要請したという。
菅政権は、天皇陛下のご心配(オリパラ強行へのご心配)を察して述べた宮内庁長官の発言を無視し、全く意に介さずに空港視察などを行っている。菅氏は、日本や世界が大変なことになったとしても、「ごめんなさい。しかし、一生懸命対策に取り組んだことも事実だ」と言って総理職を辞任すれば、国民がどうなっても世界がどうなってもすべてが許されると思っているから、彼はとんでもないことでも平気でできるのだろう。実際、彼はこれまでの国会での嘘や不適切行為について、詭弁と「ごめんなさい」で済ませてきた実績があり、この戦法で勝つ確信を持っているのだろう。しかし、世界に対しては通用しない。
名誉総裁の要請を行い、陛下のご心配を無視して現在も名誉総裁から降ろさない態度(オリパラ強行の態度)をとりつづける菅氏が、無知ゆえに大変なことや残酷なことを平気でやってのける幼稚のように感じられるのは私だけであろうか。
皇室は、安倍氏や菅氏、麻生氏、二階氏など、近年の政府や自民党執行部とはあまり関わらない方がよいと思う。彼らの人格や能力から見て、悪いように利用されるだけだと思う。