竹中平蔵氏と会談した菅首相は、「とにかくワクチン接種を しっかり続け、コロナを収束させ、経済をうまく回していきたい」と述べたという。
この文の結論は、最後の「経済をうまく回していきたい」という部分になる。最初に「とにかく」がついているので、いろいろなことがあるだろうがこの結論が私の一番の思いだというのであろう。
経済をうまく回していきたいからワクチン接種をしっかり続けたいと国民のトップは言う。しかし、経済のための「ワクチン接種」ではないはずである。日本の総理大臣は、自国民を単なる働きロボットやモノとして軽んじているように感じられる。
彼は、経済のためには国民の健康や命がどうなってもよいと考えていると理解すれば、GO TOや宣言発出の遅れや早い解除、オリパラの強行など数々のこれまでの彼の不可解な言動がすんなりと腑に落ちる。
中国共産党による香港での民主主義の封じ込めがニュースになっているが、国家が国民を軽視して独裁的に振る舞うのは、決して中国だけではないだろう。さらに言えば、香港における中国共産党の横暴は、香港市民の命に係わる行動ではない。