今日の夕方、東京の山手線が停電で約4時間止まったという。それに伴って、複数の路線の電車も止まった。駅と駅の間で止まった電車に乗っていた人達が電車から降りて線路を歩き出したのは、2時間以上たってからだったという。車内は冷房もなく、具合を悪くする人も出たらしい。

 停電や故障のために電車が途中で止まってしまった時、電車から降ろしてもらえるまでに4時間とか6時間かかったというのはよく聞く話である。しかしトイレのことなども考えると、JRや私鉄の規則として1時間以上車内に乗客を閉じ込めておくことを禁止にした方がよい。

 お年寄りや子供、病気の人、妊婦さん、体の弱い人などもたくさん乗っていたであろう。冷房もなく混雑した中で2時間以上だまって乗客を立たせておく感覚が私にはない。1時間後に乗客を線路に降ろしたあとすぐに復旧したとしても、何時間かかるか確定できないことであったし、むしろ早く復旧できてよかったと思った方がよい。乗客を降ろすまでに1時間を超えないという規則を求めたい。

 今日は、どれくらいの数の人々に、どれほどの迷惑と苦痛を与えたことであろう。見ず知らずのお年寄りが出てきて(社長?)、「ごめんなさい」の6文字を口から発するだけで済まされるような話ではないが、あまりにも被害者が膨大で責任の取れる程度の話ではないから結局被害者に対して何もせずに終わるのだろう。せめて、次からは途中で止まった車内に1時間以上閉じ込めるという話は無しにしてもらいたいものである。今日は、5時間も6時間も閉じ込められなくて本当によかった。