丸川五輪相が会見で、尾身会長の提言について「私たちができることはしっかり支えたい」と話した。
できることとは、結論に反しないこと、菅氏のお考えに反しないこと、菅氏のマイナスイメージにならないこと、などであろう。
「私たちができることはしっかり支えたい」と言われると、「政府分科会の提言についてできるだけ頑張っていく」と聞こえるが、実は提言について全く取り組まないことになるかもしれない。あえて、「私たちができることはしっかり支えたい」という意味や必要性はない。あえていうなら、この表現によって国民をごまかせる程度の話だ。
日本語には、あいまいで真意や言いたいことが正確に伝わらない表現方法がたくさんあると思う。英語も似たようなものなのだろうか。もっと「便利だなあ」という実感が持てる言語であってほしかった。