記者会見を拒否していた大坂なおみ氏は世界中から非難されたが、うつ病だといったことで世界の流れが一気に変わった。
しかし、イタリアのマスコミや和田アキ子氏、坂上忍氏など、ごく一部からは「順番が違う(うつ病だからインタビューを拒否すると初めから言えばよかった)」と指摘する人もいる。
うつ病がかわいそうという人々と順番が違うという人々の共通点は、彼女の言葉を全面的に事実だという前提で物事を考え意見を述べている点である。人には、面倒だ、やりたくないと思うことがあるし、悲しくなることを言われて悩むこともある。性格によっては、とてもくよくよする人もいるだろう。たしかに彼女は、以前のコーチの時からずっと感情の起伏が激しいし(ラケットを投げるなど)、わがままのように見えた。しかし、それと「うつ病」は違う。うつ病の大変さをみんなよく調べた方がよい。
事実がはっきりしないことについて、ああだ、こうだといっても、すべてが無駄になってしまうことにもなりかねない。