大坂なおみ氏が、大会前や後の記者会見に参加しないことを表明し、世界のテニスプレーヤー達から非難を受けている。仲の良い錦織圭氏も苦言を呈するほどである。

 彼女は、マスコミが「心のケアを無視している」と説明するが、これは言い換えればマスコミは自分勝手な気持ちを認めてくれないと文句を言っているようなものである。数十億円は仕事として受け取るが、自分の思った通りの仕事内容にしろというのは通用しない。自分が選択して仕事をすればよい。値段の高い仕事で誰にとっても本当に楽なものというのはないだろう。

 私は、彼女が試合前にマスクを使って黒人差別を非難する行動をとったことについてこのブログで反対してきた。テニスの試合とは関係のないことだからである。もし政治的、社会的言動をスポーツの場に持ち込むことを許したら、あらゆるスポーツの試合が個々の様々な主張のぶつかり合いの場となり、スポーツ競技は目的を見失ってしまう。強い選手だから政治的、社会的主張が尊重されるというのもよくない。

 しかし、前回マスクを使ってスポーツとは関係のないことを主張した彼女を、世界中のマスコミが感覚的に称賛した。筋の通らないことでも彼女を持ちあげ天狗にしておいて、いまさら彼女のわがままは認めないというのも都合がよすぎる。彼女をあそこまで自由に振る舞わせ、傲慢に育ててきたのは世界中のマスコミだと思う。

 彼女に対して周囲の人々がたくさんのことを教え、マスコミや主催者など皆が彼女を特別扱いせずにきちんと対応しないと彼女は内面的に成長できないし、かえって彼女を混乱させてしまうことになるだろう。今回の試合をキャンセルするか引退するか、あるいは考えを改めるか、非常に重要な選択が行われる。

 

〈追記:6/1〉 彼女の選択は、試合のキャンセルだった。というより、喧嘩を売るような発言を繰り返し、自分自身でキャンセルの道に追い込んだ。彼女のように自己中で精神的に弱く、それゆえうまく生きられない人はけっこういるものである。彼女の伸びた鼻が折れ、多くを学び、理解し、納得できるまで、1,2年はかかるだろう。その後は、つきものが取れたような顔で、落ち着いて試合に臨めると思う。しばらくコートから離れて、ゆっくりしてもらいたい。