「さざ波」発言で辞任した元内閣官房参与の高橋洋一氏が、不適切な表現だったことを謝罪し、発言内容についてはまったく中身は変えていないと説明した。

 有名人をはじめ多くの人が命を落とし感染や後遺症で苦しみ、制約された生活を送っている。他国はどうあれこのような社会の状態を指して「さざ波」と言ったり、他国はどうあれ緊急事態宣言によって職を失ったり収入が減ったりしているのに自粛内容を「屁みたい」と言ったりすることは、単なる言葉遣いの適切性が問題なのではない。なぜならば、この人物の考え方や性格、高慢な思考パターンがこの表現を彼に選ばせて、それを彼が口から出したものなのだから。表現が不適切だったというのはそもそもおかしなことであり、どの表現を用いるかはその人の考えや思いによるものである。

 他人や物事を上から目線で嘲笑しながら生きているその内面を国民は非難しているのである。人として問題ありだと。年齢を考えると、この人の表現、つまり考え方や性格など心の中は一生このままなのであろう。