救急救命士もワクチンを接種できるように法整備を進めるという。飲食店の自粛要請拒否や歯科医師による接種など、次々と法改正をしている。

 法改正をしてでも感染拡大防止をする意思ややる気があるなら、日本におけるファイザーの治験についても、ルールを変えて他国並みに早く接種をスタートするべきだった。

 菅氏は、法律があって治験がたりずになかなかワクチン接種をスタートできなかった(「だから遅れたのは私のせいではない」)という。法改正もやる気があったのであれば、後からちょこちょこと場当たり的にやるのではなく、最も重要だった治験のルールの緩和が最優先にされるべき法改正であった。もっとも、ワクチン接種が遅れたのは本当に治験が大きな要因なのかは疑問であるが(製薬会社などとの交渉力や契約力などが疑わしい)。

 インドからの入国についても、日本の市中でまだインド変異株がなかった時からこのブログで早く他国のように入国を禁止するか、厳格な水際対策をしないと日本に広がってしまうと何度も何度も書いてきたが、それをやらずに今では各地でインド株のクラスターが発生している。悪意のある意図的な政府の行動に怒りを覚える。

 政府が話したり動いたりするたびに、私の心の中は「なぜ?」「どうして?」「今から?」というハテナで埋め尽くされる。あの総理大臣と副大臣と補佐役の官房長官と幹事長の4人が辞任した時が力のある日本国民の本当のスタートだと思う。