日光市の中学校の校長が、「対面」「近距離(2m以内)」「一定時間(15分以上)の会話」の3条件がすべてが当てはまる場合でなければ、マスクは不要です」という張り紙を学校の入り口に貼ったり、学校生活でも子ども達に3条件を守ったノーマスクを推奨していたという。
例えば、マスクをせずに対面で1m離れて「5分間」会話をした場合、どちらかが感染していたら相手は少なくとも1分間以上はウイルスを吸い続けることになり感染するだろう。休み時間、椅子に座って絵を描いている友達の横顔に向かって50㎝の距離から30秒ほど話しかけたら、これまた感染してしまう。
この校長がおかしな主張をわざわざ赤字で紙に書いて校舎の入り口に貼るなど、この人物には異常さが感じられる。学校だよりにもくりかえし書いていたようだがそれを読んだ教員や保護者達は反対するなり県教委に言うなりしなかったのだろうか。きちんと感染対策をしない飲食店は法的に罰せられる。この校長の行動も公的施設で意図的に感染防止策をとらなかったので罰を受けるに値する。そもそも児童虐待にあたるのではないだろうか。子供たちの中に感染者が1人でもいたら大変なことになっていた。運がよかった。この人物は3月に退職したようだが、こんな校長がいたことをニュースで知ってぞっとした。栃木県教委は管理職試験の内容を変えた方がよいだろう。