二重変異株の拡大によって、インドでは1日に40万人の感染者が出ているという。医療崩壊どころではないだろう。
しかし、衝撃はこの二重変異株ではない。これとは違う新たな変異株がインドで発見されたという。初期の変異株より15倍毒性が強く(二重変異株より強い)、感染すると3,4日で重症化するという。次々と変異するウイルスに、人間は追い付いていない。ワクチンが効かない変異株が出てくるのも時間の問題であろう。
日本の菅総理は、「もう少し様子を見てみたい」と言いながら、インドの二重変異株や新たなインド株が全国に広まり日本の状況が最悪になったのを見てから、ようやく無意味な緊急事態宣言を出すので精いっぱいだろう。インド人は日本人と同じアジア人である。日本でも1日40万人の感染者が出ることを想定した方がよい。政府はボーっとしながら間抜けな対策ばかりしておいて、あとから「想定外だったあ」「失礼な批判じゃないですか」では絶対に許されない。
願望ではない。まだ間に合ううちに、次のことを必ずやらなければいけない。法改正をしてでもまずは1か月間だけロックダウンをして(テロ行為を行なうものは罰金か逮捕する)、すべての変異ウイルス感染者数を0に近づけ、医療体制も平常時に近づける。その間も、ロックダウン開けも入国はしばらく原則禁止にする。例外的に入国させる場合は自宅待機をお願いするのではなく、強制的にホテルなどで待機させる。もちろん費用は自腹にし、嫌なら入国させない。並行してワクチン接種は行っていく。1カ月後にすべての都道府県で1日の感染者数が10人以下にならなければ2週間ずつロックダウンを延長していく。これをしなければ、以前の平和な日本に戻らないばかりか、インドや以前のイタリアやアメリカのように、あるいはそれ以上の悪い状況になる。強力に変化しながら襲い続けるウイルスを軽く見るのは間違っている。対応を誤ると、今回は人類は勝てないかもしれない。日本人は幼稚園の時に「アリとキリギリス」を読んで、できるうちに対策をとる大切さを学んだはずだ。幼い時の教えに戻るのは今である。
私はこのブログで多くの予想を書いてきた。ほとんどあたってきたように思う。今日の予想は、はずれることを祈りたい。