菅氏肝いりのデジタル庁が本当にできそうだ。

 この1年、菅氏の発案や考えで的確なものがあったであろうか。このデジタル庁の発案だけが的確だったとは思いにくい。彼がいいと思ったことであり、彼が強く進めていることだから非常に不安だ。

 他国では数十年前に取り組み、近年はハッキングがひどいためにやめようという議論になっているとも聞く。「もんじゅ」の例がよみがえる。やってみて、あまり効果がなく、利用価値もないとわかり、多くの欠点も顕在化して、次第に衰退していくことがないように祈りたい。官房機密費もそうであったが、彼が莫大な税金を湯水のごとく無駄なことに使うことに慣れていないか、とても心配である。

 デジタル庁の創設には、政府が選んだ人ではない専門家グループによる広範囲で深い検討が必要だったと思う。