3,4週間ほど前、インドでは変異種によって感染爆発が起きており各国がインドからの入国を禁止していると、このブログで紹介した。その時日本ではすでにインドの変異種が数件見つかっていた。もうインド株が日本に入ってしまったが、すぐにでも他国のようにインドからの入国を禁止しなければ国内に広がってしまうと書いた記憶がある。その後、日本もインドからの入国を禁止にしたと思っていた。

 ところが本日、日本政府がインド、ネパール、パキスタンからの入国を原則拒否する方針を固めという速報が流れた。あれから1カ月もの間、入国禁止になっていなかった。後手後手にも程があるだろう。すでにインド株を全国に十分広めるだけの土台作り(一定数の感染者)はできたので、ようやく入国を禁止にしたと思えて仕方がない。

 政府は、大都市の感染者数が0に近づかないようにコントロールしたり、感染を全国津々浦々に広める対策を確実におこなってきた。その管理能力はずば抜けている。その能力を逆の目的には使えないものだろうか。