菅総理大臣の発言内容や態度を見ていると、もしかしたら彼は、判断は専門家会議が行い、対応は各大臣がやっていて、自分は話しているだけなので悪くないと思っているように見える。
時々国民に謝って見せるのは、判断している専門家会議や実際に動いている大臣達に責任があるが、総責任者として一応謝って器が大きいように見せてやろうとしているだけではないだろうか。その証拠に、謝罪直後に菅氏の判断や対応を疑問視する質問が記者から来ると、逆ギレしたように言い訳をおこなったり、質問とは異なる回答をずっと繰り返す。
もしかしたら、彼の性格や考えは、国民が想像できる範囲を越えているのかもしれない。総理大臣に就任した当時、庶民派で国民の気持ちがわかるようなアピールをしていたが、彼は一般庶民より苦労人だ。苦労をしている時期は一般庶民をうらやましいと思い、敵意もあったであろう。だからいつか這い上がり見返してやろうと思った。それが実現し官房長官として権力を握って自由に振る舞うことで、さらにプライドが大きくなっていった。今彼は、「自分は優れているんだ」、「黙って俺様の言うことを聞け、さからうな」と思っているように私は感じる。
彼は、一般庶民より下のところから庶民層を飛ばし、歪んだ気持ちを持って庶民の上に行ってしまった。だから、むしろ一般庶民のことはわからないだろうし、庶民も彼の言動のずれに違和感を感じているのではないだろうか。