菅総理は、宣言延長の判断が難しくとても悩んでいるという。今の状況を見て延長するかどうか判断に困る人が彼以外にいるのだろうか。

 悩むんだったら、どうすれば国民から信用してもらい、自粛のお願いを聞いてもらえるかを悩んだ方がよい。それが終わったら、宣言の中身をどのように変えればよいか悩んだ方がよい。そして最後に、国民の健康や命を最優先にした効果のある具体的対応策について悩んだ方がよい。

 彼は優柔不断(後手後手)で発信力もないが、考えることも的確でない。この3つを兼ね備えた人がリーダーでは、国民の命や国益を守ることはできないだろう。

 日々多くの重症者や亡くなる人が出ている。政府は、飲食店の言うなりになって、国民にいつまでも中途半端に自粛をさせているから、今のような状況になっている。飲食店の人達も、自分たちの要求がどのような結果になるかわかったであろう。天に唾するようなものである。多くの国民が望んでいるように、1か月間だけロックダウンのような厳格な自粛をしなければ、変異種も出てきているので状況は徐々に悪化していく。中途半端な自粛は、次にさらに大きな波を呼び込むことを政府も飲食店の人達もコメンテーターも経済学者もみんな学習したはずだ。普通に考えよう。そして普通に対応しよう。答えは出ているはずだ。