堀江貴文氏が、路上飲酒の若者について「別に迷惑かけないならそれでいいっしょ」とツイートした。

 マスクをしないまま近距離で大きな声で話すと感染していくことは周知の事実である。そこでクラスターが発生した場合、さらにその1人1人から友達や家族、電車内などで一緒になった人へと感染を広げていく。感染者が増えるということは、感染して苦しむ人や、医療をひっ迫させて死亡者を増やすことにつながる。そもそも集団で路上に座って大声でばか騒ぎをされたら、歩くのに邪魔だしうるさいし、他の人の迷惑になる。これ以上社会に迷惑をかける手段は他に考えにくい。堀江氏の「迷惑かけないならいいっしょ」という認識はどこから来ているのだろうか。

 というより、あえて「いいっしょ」と表現しているところから、私の個人的な感覚では、この人は社会や人々に敵意があり、自分が感染しなければウイルスが広がってもべつにいいと思っている節が伝わってくる。彼はいったい何を考え何を目指しているのだろうか。子どもの頃、何かあったのだろうか。