大阪と東京の感染者を年代別に見ると、どちらも二十代の若者が圧倒的だという。今流行っているイギリス由来の変異種はこれまでのウイルスと違い、若年層にも強い感染力があり、重症化へのスピードが速く、深刻な後遺症をもたらすケースが多いらしい。イギリスが広がると、次にはもっと恐ろしいインド由来のウイルスも待ち構えている(すでに日本で数件見つかっている)。
確かに最近小学校でクラスターが発生し、学校閉鎖になったというニュースを耳にすることが多くなってきた。菅総理のもっている情報もまた後手後手の古いものばかりのようだ。小中学生は今までと同じように大丈夫だと思って宣言を出しても学校閉鎖は行わなかった。宣言中にイギリスの変異種が小中学校で広がらないことを祈りたい。
菅総理大臣や文科大臣は、「学びが大事だ」というが、子どものたった1か月間の学び(1カ月分の学習内容など後からどうにでもできる)と、今後80年以上の命や後遺症(男性不妊)と、どちらが大事かまじめに比べたことがあるのだろうか。この両者の重要性は、比較の対象にすらならない天と地ほどの開きがある。