私はこれまでLGBTについて、生まれつきの生物学的な問題ではなく、性格(自己中で攻撃的な粘着タイプ)、興味、現実逃避、自己実現欲求、虚栄心、洗脳、あるいは軽い障害(アスペルガー)といったたぐいのことだと理解していた。

 今日NHKで、ある一人のLGBTを追う番組をやっていた。体は女性だが、男性のように生活したいという人だった。都会では受け入れられず、今はいなかの人々のやさしさに包まれながら生活していた。しかし、その地域の男性消防団に入りたいといって消防団の責任者とぶつかる場面もあった。責任者の人は男女では筋力が違い現場では女性は仕事を全うできないという考えだ。LGBTは個人としてその場でできることをやればよいという考えのようだ。結論は出なかった。村の周囲の人達は彼女に対してとても親身になって接していたが、話がすれ違ってくると彼女は一切妥協せず口調は早口になり攻撃的だ。そして番組の最後に、いろいろな人と議論になってしまうことについて、この人は自分に賛成しないことを言ってくる人達に対して「あ~、イライラする」「こいつらまた言ってるなと思う」とはきすてるように非難していた。あんなに親身になって接したり相談に乗ったりしているのに・・・。村人がかわいそうに感じた。

 私は今回LGBTの人の考え、主張をじっくりと聞けた。性格や過ごし方も大体わかった。この番組を見る前の私の理解は、確信に変わった。普段は笑顔で周囲と一見仲良くしながら、実は強固な考えを持って精神的に周囲と壁を作って敵対視している。受け入れられなければ死にたいというようなことも番組内で何度か話していた。確かに彼女の考え方を変えることはだれにもできず、自分の考えを変えるくらいなら死にたいと彼女も真剣に思っているだろう。私の目には、彼女が新興宗教の信者のように映った。

 しかし、今回のNHKの番組は、たった一人の場合の話であったので、世界のどこかには私が納得できる考え方や生き方をしているLGBTの人がいるのかもしれない。