まん防を適応しても感染が拡大して宣言を出す結果になった責任はどこにあるかと記者に問われた菅総理大臣は、「仙台では減少傾向にあるんではないでしょうか」と話した。

「関東や大阪などの大都市では、まん防は効果がありませんでした。政治家の歯周判断ではこうなることもわかってきたので、今後は分析や検討、及び最終判断を専門家にお願いしたい。責任者は私です。」と、事実と今後のより良い対応をごまかさずそのまま普通に言えばいいだけであろう。そうすれば、国民も彼の発言に納得ができる。

 いくら減少した仙台をあげても、それは比較的小さな街で繁華街も1か所しかないところだったから、規制を少しかけただけで収まった話だ。「まん防は大都市でもどこでも効果がある」という最終判断ミスをしたのは誰か(職務不適格者は誰か)と記者は質問をしたのであろう。

 対応が悪くて非難をされた時、もっと極端な悪い例やごく一部の例を取り上げて、だから自分の対応はよかった(そこまで悪くない)という反論の仕方は論点をすり替える手法だと、このブログで十年近く書いてきたが、ここで書いても誰も何も変わらないのだろう。