バイデン大統領と菅総理が昼食を共にした。メニューはハンバーガーだったが、菅氏は全く手をつけなかったという。
失礼にも程がある。いや、それが失礼に当たるということすら、菅氏にはわからないだろう。世界中を見て、これまで首脳同士の食事で相手が出してくれたものに全く手をつけない失礼を働いた人がいるだろうか。
外での二人の会見が終わった後、二人が並んで建物に入っていく時も、バイデン氏はマスクをしていたが、菅氏はマスクをしていなかった。
マナーや慣例、情報(マスクをつける重要性など)、相手への気遣い人付き合いの仕方など、彼には備わっていないように感じられる。田舎で育ち、官房長官として長年自分の思った通りにわがままにやってきてそれが通用してきた彼だからこその無知で傲慢な振舞であろう。
仮に、メニューがおにぎりといぶりがっこであったら、菅氏は手をつけたであろう。ひいき目に見ると、お皿にキレイに置かれた分厚いハンバーグをナイフとフォークをつかってどう食べるのかがわからずに手をつけられなかった可能性もある。しかし、それはそれで問題である。どのようなものが食事に出されるのか前もって菅氏の補佐役が確認し菅氏本人と入念に打ち合わせをするのが当然であろう。彼のコロナへの取り組みや話す時の口癖、ごまかしの文言など、周囲の人達が彼のマイナスになることをアドバイスしてあげていない。菅氏の補佐役の人達の仕事ぶりが非常に悪いと思わされることが多い。
取り巻きが、細かいところに配慮が行き渡らない傲慢な官僚や政治家のおじさんたちだけではだめだ。外見やマナー担当の女性(CA経験者など)、話し方やメッセージの伝え方(ペーパーのチェック)の担当、国民感覚や庶民の情報をあげる担当(政治家と官僚の経験がない普通の社会人経験者)、横断的な連絡調整担当(5人位)、教頭のような総合的相談相手担当(2人位。今の副総理は名ばかりなので)が、彼には必要だ。