マスターズの優勝者に渡されるグリーンジャケットについて、社会学者古市憲寿氏が、「このジャケットを着ることが名誉なんですか? 一見、添乗員さんみたいに見えちゃうけど」と発言していた。
名誉なんかではないと言わんばかりの発言だ。すごいことだということを聞いたうえで、多くの人が着ている普通の制服と同等に扱ってグリーンジャケットをひやかし貶めて楽しむことは人としてどうなのだろうか(私には楽しみながらからかったり馬鹿にしているように見える)。
社会学というのは、自分が興味のないこと、知らないことは、くだらないからかいの対象として扱う学問なのだろうか。そもそも、この人はテレビに出て日本中に学者としての意見を発信するような「本物」なのだろうか。私には大人になりきれなかった皮肉屋に見えてしまう。
彼は、小学生でも言わないようなからかいや皮肉、軽蔑的発言をする。しかも、それは自分を良く見せるためのように感じられてしまう。ほとんどの人が言わないようなことを平気で言ってしまう珍しさからテレビ局が出演を依頼しているとしたら、問題はテレビ局にあるだろう。